創業の思い
創業のきっかけ
私が19歳のときに、父親を脳腫瘍で亡くしました。
当時父親は50歳でした。
健康診断で異常なし、でも何だか頭が重い、そんな父が脳にカメラを通したら末期の脳腫瘍でした。翌日から父は口が聞けなくなり、1年半帰宅すること無く他界しました。
もっとセカンドオピニオンが一般的だったら、もっと世の中の風潮として健康診断や予防が認知されていたら、父は助かったかも知れません。
そんな人を助けるために、ドクターにご協力いただきながら世の中の人へ、メディアを通じて医療という情報を提供していきたい、そんな夢をもって起業し創業しました。
キャスティングドクターのきっかけ
テレビ業界での就業経験
大学卒業後は、医療関連ではなくテレビドラマの制作の現場を経験をしてきました。そこでは「サラリーマン金太郎2」というテレビドラマを始めとした連ドラ制作を経験し、水戸黄門の助さん役だった役者さんや、グラビアアイドルなどのマネージャーとしても働きました。
医療業界への転身
テレビ業界から東京スター銀行に転職してお金に関する経験を積んだ後、もともと興味のあった医療業界からご縁をいただき、歯科医院を3医院経営している医療法人の事務長として、約3年半勤めました。
歯科事務長、医療コンサルタントとして、歯科院長のニーズを伺うと、広告宣伝をどうするかという課題が多かったんですね。
病院や歯科医院をもっと知ってもらいたい、治療法や理念などを知ってもらいたい、そんなニーズを、何度となく耳にしました。
そこで、今まで自分がやってきた経験を活かせるかもしれない、と考え、ドクターマネジメントとメディアプロモーションを合体させた、ドクター専門のプロダクション「キャスティングドクター」事業を始めました。ドクター、つまり医師や歯科医師にメディア出演していただくためのプロダクションです。
テレビ局や広告代理店、制作会社、出版社、その他の企業様から、ドクターにメディア出演していただきたい、とお問い合わせをいただいています。
テレビ番組制作のプロデューサーの方やADの方たちに、キャスティングドクターを一度知っていただくと、長く良いお付き合いをさせていただくことが多いですね。
理由は、私がメディアの現場と、医療の現場の両方にいた経験があるので、業界のことをよくわかっているという点が大きいと思います。出演いただく先生方は、テレビ出演などに慣れている方は少なく、弊社のようなプロダクションが間に入った方が、交渉や事前のやりとり、収録がスムーズにいくことが多いです。双方の負担も減り、クライアントとドクター両方に大変喜んでいただいております。
今後の展開
「今まで難しかったドクターのキャスティングを引き受けてくれて、とても助かっている」という声もいただいているので、昨年以上に出演オファーは増えていくものと思っています。
テレビ以外のメディアですと、本の出版、雑誌、WEB、CMのご依頼などもいただいているので、それらも含めて、総合医療プロモーションのご提案をしてまいります。
他には、外国人の患者さんを日本の医院・歯科医院にご紹介するメディカルツアーサービスや、ボランティアで認知症予防、子育て支援、イクメン支援などの活動をさらに広げていきたいです。
特に中国の富裕層の一部の方は、まだまだ満足な歯科治療を受けているとは言えないようです。
そういう患者さんを、日本の歯科医院にご紹介するようなサービスは積極的に展開していく予定です。
日本のおもてなし医療を、日本だけでなく、アジアにも提供していきたいと思います。